どんな技術でも、上達していくにつれて次のステップに進むことが困難になってきます。
自分をひとつ上のステージに進ませるにはどのようにすれば良いのかを自分用の備忘録も兼ねて記していきます。
モチベーションとは何か?
モチベーションとは、人が行動を起こすときの原因、すなわち動機を意味する。
コトバンクより
自分にとって楽しいことをしているときは勝手に集中力が上がるため、ほかの事をしている時よりも高いパフォーマンスを引き出すことができます。
そして、今やっていることを楽しいと思えているときはモチベーションが高い___やりたいことがはっきりしている状態になっています。
言い換えれば「自分がしていることを楽しいと思えれば、ものすごい成果をあげられる」ため、今回はこれを活用して音ゲーを楽しみながら上達していこうという考え方をしていきます。
モチベーションを出すために
それではモチベーションを出すにはどうすれば良いでしょうか?自分の経験上効果のあったものをご紹介します。
大きな目標を決める
いま練習していることにおいて、最終的な目標を定めることです。
学生さんの勉強なら志望校に合格すること、仕事においてなら任意の資格の取得、各種スポーツならそれぞれの大会でベスト何位に入賞、はたまた優勝などといった具合にです。
僕はビートマニアIIDXから音ゲーを始めたのですが、当時の目標は「シングルプレイ皆伝になること」でした。最終的には二年ほど練習を続けてそこまで至ることができたことを考えると、年単位の努力を重ねると達成できるくらいの遠さの目標を設定するのが良いと思います。
当時のことは覚えている限りで記録しています。当時の僕の考え方が残っているかもしれません。
そこに至るために必要なモノを洗い出す
僕の場合は「SP皆伝」が最終目標になりました。それでは皆伝になるには何が必要でしょうか?
周りにIIDXをやっている人が居なかったため、僕はまずインターネット上で経験者たちのブログ記事を漁っていきました。
個人の見解を漁ったためある程度の誤差はありますが、大まかに
①レベル12上位(難易度表のハードSランク)の譜面でHARDクリアできるくらいの地力
②コース二曲目の灼熱beech side bunnyでやられないくらいのスクラッチ耐性
③三曲目の卑弥呼の低速地帯を押せるくらいのソフラン耐性
④四曲目の冥の低速→加速地帯を耐えられるように譜面研究する根性および精神力
これらが必要になることが分かりました。裏を返せばそれ以外は不必要であるため、
・当時新たに加わった長押しノーツ
・クセの強い初期の高難度曲
これらを避けて選曲していきました。
これには賛否両論あると思いますが、最終目標に到達した後にゆっくり上達していければいいじゃないか、という考え方で迷い無く捨てていきました。
必要な技術を身につける
必要なモノが洗い出せたらそれを習得するために練習を重ねていきます。こんなときに音ゲーなら必要なモノを洗い出す行程も練習する環境も比較的簡単に揃えることができてよいですね。
もしこれがスポーツや受験勉強だったら講師を雇った上で、適切な指導をしてくれる人とめぐり合える運が必要になってきます。必要なお金も時間も比べ物になりません。
僕の場合は必要なモノのほとんどが「①」の地力だったため、家庭用ソフトとコントローラーを用意して家でボタンを押しまくっていました。通学時など練習できないときはさらにネット上で情報を集め、効率よく地力を高める方法を模索し続けました。
音ゲーにおいて考えることの大半は選曲のため、自分の選んだ譜面が上達に適しているのかを常に考えていきましょう。それについて書いた記事がこちらです。
SNSを活用する
ネット上で情報収集をすると共に、当時やっていたTwitter上で音ゲーの話をしている人を見つけ、交流を深めていきました。
ひとりフォロワーを見つけるとその人を介して多くの音ゲーマーと出会えるため、上達に役立ちそうな曲を教えてもらったり、段位認定の攻略方法を教えてもらったり..。上手なリザルトを出すと「いいね」や「リツイート」をしてもらえるため、さらに楽しくなっていきました。
また、実力の近い人を紹介してもらってゲーム内でライバル登録をし、お互いに上達を競うこともでき、これも上達に大きく貢献してくれました。同じ趣味を持つ人と交流することが簡単になったこのご時勢、うまくSNSを活用したいですね。
近年僕は「オンゲキ」を遊ぶにあたって、SNSを最大限活用して上達しました。それについて書き残したのがこの記事になります。
過去の自分を超える
ライバルが見つかってもあくまで他人。生活の変化などによってぱたり、と上達をやめてしまうかもしれません。
そうなってしまった際に自分もモチベーションを失くしてしまわないように心がけておきたいのが「”過去の自分を超えること”が本来の目的である」ということを思い出すことです。
この気持ちを忘れなければライバルを追い抜かしてしまった後もモチベーションを落としにくくなります。
それでもモチベーションを失ってしまったら
我々は人間ですから楽しいことは自分からやりたくなりますし、楽しくないことは反対に自分から避けていくことになります。最終目標に到達することを諦めそうになってしまったときはどうすれば良いでしょうか。自分の思うように書き残しておきたいと思います。
目標を定め直す
最終目標に至るまでの道のりを読み違えてしまった場合、思った通りにうまくいかずにつらい思いをしてしまうことになるでしょう。改めて最終目標、必要なモノの洗い出し工程共にやり直して目標を低く再設定することで楽しみながら上達することができると思います。
あせらず自分のペースで進めていきましょう。
好きこそ物の上手なれ
好きなことは上達できなくても楽しいものです。事実、僕は音ゲーを心底楽しんで遊べているので常に楽しいです。
本当に好きなことをしていると情報を集めることも反復練習も苦に感じなくなるものです。そこにほんの少し向上心が加わるだけでどこまでも上達することができ、充実した時間を過ごすことができることでしょう。
「楽しいと思えている」ということはあなたが思っている以上に優れた才能ですので、もしもいま本気で取り組んでいるものを楽しいと思えなかったら、他の分野への転向も十分に視野に入れてみてください。きっと今よりも充実した時間を過ごせるはずです。
こう思ったのは最近読んだこの書籍の影響もあります。いわゆるビジネス書ですが、筆者は楽しくやっていることを仕事にできているため大きな成功を収めることができてます。本当に好きなことに自分の大切な時間を使うことを考えていきましょう。
今回の記事はここまで。モチベーションを高く保つことを意識してみましょう...。
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